1. 都市の概要
モハメディアは、カサブランカ=セタット州のカサブランカの北東、ラバトの南西の大西洋沿岸に位置しています。ラバトよりもカサブランカに近く、多くの住民がこれら2つの大都市の間を行き来して生活していますが、モハメディアはカサブランカの一地区ではなく、独自の港、県庁、中心街を持つ独立した都市です。
この街は1960年までフェダラと呼ばれていました。その名はアラビア語で「神の恩恵」を意味するFadl Allahに由来します。14世紀から15世紀にかけて、穀物やドライフルーツを求めるヨーロッパの商船がすでにこの港を訪れていました。1773年、スルタン・シディ・モハメド・ベン・アブダラはここを穀物倉庫とし、カスバとアル・アティク・モスクを建設しました。1960年、ムハンマド5世国王に敬意を表して、市名はモハメディアとなりました。
モハメディアは工業都市であると同時にビーチリゾートでもあります。長らくモロッコの石油精製の中心であったサミール製油所を含む港湾および工業地帯が、ビーチ、漁港、マリーナ、公園と隣接しています。庭園が多く、「花の街」というニックネームで呼ばれることもあります。2024年の国勢調査によると、市人口は約194,000人です。